胎教って実際どうなの？親子のコミュニケーションを深める方法

胎教の目的とは？

胎教というと「クラシック音楽を聴かせる」「英語の教材を流す」といったイメージが強いですが、実は目的は 赤ちゃんの知能を高めることではないと言われています。

胎教の主な目的は、次の2つです。

母親がリラックスすることで分泌されるホルモンは、胎盤を通じて赤ちゃんにも届きます。その結果、赤ちゃんが安心できる環境につながる可能性があるのです。

「胎教で頭がよくなる」という明確な科学的根拠はありません。

ただし、多くの研究で「母親のストレスが胎児に影響を与える」ことは指摘されています。

そのため、胎教を通じて母親が安心感を得ること自体が、赤ちゃんにとってプラスに働くと考えられています。

胎教の効果を一言でまとめると、「親がリラックスすることで赤ちゃんも心地よくなる」 ということ。特別な方法でなくても、気持ちよく過ごせる時間が胎教になるのです。

クラシックに限らず、親が好きな音楽を聴くことでリラックスできれば十分です。お母さんが心地よく感じることが一番大切。

「おはよう」「元気に育ってね」とお腹に話しかけたり、絵本を読んだりするのも効果的。声の振動は赤ちゃんに伝わり、安心感を与えるとされています。

お腹をなでながら語りかけると、赤ちゃんがポコッと反応してくれることも。触れ合いを感じられる貴重な時間になります。

私自身もよく妻のお腹に向かって語りかけていました。最初は少し恥ずかしかったのですが、やってみると赤ちゃんとの距離が近くなる感覚がありました。

こうした体験を通じて、胎教は赤ちゃんのためだけでなく、パパやママが親になる準備をする大切な時間 だと感じました。

胎教に特別なマニュアルは必要ありません。

生まれる前から始まっている小さなコミュニケーションを、ぜひ楽しんでみてください。きっと赤ちゃんにとっても、親にとっても、心に残る大切な思い出になりますよ。